猫とガジェットと自転車の小規模な生活

タイトルにあるようなネタをちまちまと綴っています。

メルチャリ、存亡の危機!?

以前にメルチャリに関するエントリを書きましたが、昨日、そのメルチャリがサービス終了するというなかなかに衝撃的なニュースが飛び込んできました。

k-tai.watch.impress.co.jp

記事では、これまでメルチャリを運営してきた「ソウゾウ」が業務から手を引き、メルチャリ業務の一式を新会社である「neuet」へ継承する、とされています。素直に読めば「サービスは継続し、経営母体だけが変わる」と読めなくもないですが、このご時世、そんな素直な読み方をする人は少数でしょう。何よりソウゾウは以前にも、国立市でのメルチャリサービスを早々に打ち切った前科がありますし。

 

確かに利用していておかしいという気はしていました。支払い時にカード払いかコンビニ払いかを選ぶのですが、これまでカード情報は都度入力で情報の保持はしてこなかったにも関わらず、先月からは「カード情報の登録必須」に変わっています。コンビニ払いを続ければ登録不要ですが、ちょっと嫌な気持ちになっていたことは確かです。

 

おそらく、ソウゾウはメルカリのグループ内で設定された業務上の目標(売上、利益率、あるいは次のビジネスへの展開など)を達成できず、メルカリ本体からの支援がストップすることとなったのだろうと考えます。支援なしにメルチャリのサービスは多分、成立しない(ということは万年赤字)のでしょう。ソウゾウとしては悔しい限りでしょうが、これも渡世の義理です。仕方ないですね。今後は会社をたたんでメルカリ本体に出戻って、別の案件に携わるか外に出て行くか。次は成功を祈っております。

 

さて、利用者としては今後のサービスを担う「neuet」が気になります。親会社はクララオンラインとのことで、また昔懐かしいインターネット黎明期のベンチャー企業がでてきたなと感慨深く思います。設立当初はメーリングリストとかを中心にサービスしていて、社長は確か当時、まだ高校生じゃなかったかな? などと昔話を思い出してみたりします。山師的なメルカリよりはまだ堅実な運営をしてくれるのではないかと期待したいのですが、シェアサイクル自体が世界全体で減速傾向にあることは否めず、収益体制の確保に苦労している状況ですので、経営母体が変わったからといってどこまで改善できるのか、はたまたいつまで保つのか、甚だ疑問ではあります。