スマートウォッチを考える (1)
ARAYA CXG に乗り始めた頃に不満だったのは、「走った記録を気軽に残せない」という問題でした。
最初はスマートフォンのアプリを使っていましたが、調子のよいときはともかく、アプリなので異常終了もするし、たまにGPS見失って記録が止まるし、あまりいい思い出がありません。
なので以前のエントリにも書いていたように、Garminのスマートウォッチ「Vivo active J HR」を購入したのでした。
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商品説明では「アクティブトラッカー」とある通り、この時計は基本的に「日々の行動を網羅的に記録する」のが目的となっています。なので運動や移動の記録だけでなく、睡眠の記録も取得してくれて、眠りが浅いようであればアドバイスをくれたりもします。自転車乗りとしても、GPSによる走路記録とアップダウンの高低差記録、心拍数記録と必要な情報は一通り押さえてくれるので頼もしい限りでした。
ですが使っていくうちに別の不満が出ます。その最たるものは、「どうしようもなくダサい外見」でした。自転車のライド中だけ使うとかならまだしも、トラッカーですので基本、充電時以外はつけっぱなしになります。私服ならともかく、スーツだとやはり厳しいと思う機会も増えてきました。
対策としてバンドを変えてみたりしましたが、どうも今一つ。
うーん、どうするか。
というところで東京への長期出張になって、モバイルSuicaをガシガシと使う機会が増えて、思い切ってApple Watchに手を出してみました。
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購入したのはSeries3 で、GPSモデル。その方が少し安いからというのもありましたが、近いうちに格安SIMに乗り換えを決めていたので、今更キャリアに縛られるセルラーモデルは選択肢から外れていました。(セルラーモデルはWatch単体でネットにつながる利点はあるのですが、そのためには3キャリアのいずれかと契約が必要であり、格安SIM契約ではGPSモデルと変わらない機能になってしまうのです)
購入後、1か月ほどは右手にApple Watch、左手にvivoactive の二刀流で過ごしました。Apple Watchのトラッカーの精度がわからなかったので、同じ自転車に乗る場合でも両方のトラッカーを起動して、記録内容を見比べたりしていたのです(馬鹿ですねぇ)
結果、Apple Watchのトラッカーの精度は決して、Garminに劣っていないと分かりました。同じGarminでももっと上級向けのモデルであれば差が出たかもしれませんが、普及価格帯のトラッカーである J HR ではさほど、気になる差にはならなかったのです。
ということでその後、私のトラッカーはApple Watch に集約されました。vivoactive は机にしまって、Apple Watch は左手に装着。基本的にiPhoneを持ち歩かないことはあり得ないので、GPSモデルであっても何の不満もなく過ごせています(GPSモデルでも、BluetoothでiPhoneに接続できる状態なら、電話の受け答えやネット接続も問題ありません)
ではApple Watch は何の問題もない大正義のスマートウォッチ(兼アクティブトラッカー)なのかといえば、さにあらず。
その辺りは次のエントリで。