猫とガジェットと自転車の小規模な生活

タイトルにあるようなネタをちまちまと綴っています。

スマートウォッチを考える (2)

Apple Watch を自転車で利用する場合ですが、主な使い方としては「ライド中にサイクリングのワークアウトを起動しておく」ことかと思います。こうすることでGPSによるマッピングも行われ、ライド中の心拍数や走行距離、アップダウン等などが記録されます。記録された内容はiPhoneのアプリ上から参照可能ですが、データリンクは自動で勝手に行われるため、自分で操作するのはApple Watchの「ワークアウト開始」と「終了」の操作だけです。

 

Vicoactive J HR で記録可能な内容もほぼ、これと同じレベルです。Garminアプリの作りこみが甘い部分があるので、使い勝手的にはApple Watch の方が優れているとも言えます。恐らく、100名に両者を比較させた場合、9割以上が「Apple Watchの方が使いやすい」と判断するレベルかと思います。

 

Garmin Connect™

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なので、非常に端的に言い切ってしまうと、「トラッカー選びで失敗したくないなら Apple Watch を選ぶのが正解」で良いと思います。


ではApple Watch の何が気に入らないのかと言えば、最大の欠点は「バッテリーが持たない」ことです。Vivoactive J HR は少なくとも、GPSトラッカーをオンにしたまま12時間以上は動作が可能ですが、Apple Watch でワークアウトを有効にしたままライドを続けると、6時間前後でバッテリーが切れます。
ワークアウトを使わない状態(ただ腕にはめているだけ)でも、バッテリーは頑張っても48時間が限度。残容量が10%を切ると、低消費電力モードへの切替を推奨され、そうなると時間を確認する以外の使い方ができなくなります。

 

Vivoactive J HR は(GPSトラッカーを1日に1時間前後使う頻度で)5日間は優に充電なしで動作します。入浴中に充電器に繋ぐ使い方をしておけばほぼ、寝る時もつけっぱなしでバッテリーを気にしなくてよい生活が可能です。この辺り、トラッカーとしてのApple Watch は弱いと言わざるを得ません。

もっとも、Apple Watch の充電速度は意外に高速なので、入浴のたびに充電する癖をつけておくと、寝ている間も含めてつけっぱなしにしてもそれなりに持ちます。今のApple Watch は睡眠時トラッカーとしては(公式には)使えませんので、寝ているときは素直に充電しておくべきでしょうが。