Buffalo WDS の設定について(覚え書き)
古い型のBuffalo製無線LANアクセスポイントが2台になったので、無線の届きにくい部屋にリピータ機能を使って飛ばすことにしました。Buffaloのマニュアルによると、この機能をWDSと呼ぶそうです。
設定に必要な情報は以下の通り。
- 両方のルータのIPアドレスを設定。IPアドレス自体は被らないように設定し、ネットマスクについては同じセグメントになるよう、同値(255.255.255.0など)を設定。
- 無線チャンネルを「自動」ではなく、固定する。今回は双方とも「5チャンネル」に固定。当然ながら両方を同じチャンネルにしないと通信できない。
- 暗号化についてはWEPしか使えない。WEP128で、両方に同じキーを設定。
- 互いに、相手のMACアドレスを登録する必要がある。ここを間違えると永遠に繋がらない。
作業手順としては、以下の通り。
■ 1台目のルータ
(1) ルータを初期化する。
(2) 以下の設定を実施
IPアドレス:192.168.1.254 / 255.255.255.0
無線チャンネル:5
WEPキー:1234567890123
(3) WDS(リピータ機能)を有効にする
接続先のMACアドレス:xx:xx:xx:xx:xx (2台目の設定からコピーペースト)
■ 2台目のルータ
(1) ルータを初期化する。
(2) 以下の設定を実施
IPアドレス:192.168.1.253 / 255.255.255.0
無線チャンネル:5
WEPキー:1234567890123
(3) WDS(リピータ機能)を有効にする
接続先のMACアドレス:yy:yy:yy:yy:yy (1台目の設定からコピーペースト)
上記以外の設定は初期値でOKです。なお、リピータとしての経路だけに使うつもりなら、(3)の設定の中で「WDS専用モード」に設定してしまえば、外部からの不用意な接続を防げるでしょう。
私の場合はMACアドレスを手でメモって設定していたので、ここに設定ミスがあり、延々と繋がらずに往生しました。手抜きをせず、確認をしっかりやれば、何も難しい設定ではないですね。