猫とガジェットと自転車の小規模な生活

タイトルにあるようなネタをちまちまと綴っています。

個人の信念と、組織の方向性

日本郵政の西川社長続投問題について、頑強に反対してきた鳩山大臣が破れ、辞任に繋がってしまいました。

個人的な見地からは、鳩山大臣の言動は極めてまともで国民の視点に立ったものだと思います。ですが彼もまた「自民党」という組織の一員であり、その組織が国政の主軸から追い立てられようとしているこの火事場で、組織としてのありようを乱す存在となってしまったことは否めません。

鳩山大臣は西川社長続投を拒否する発言の中で、「だって正義だもん」と言ったそうですが、政治は「正義」だけでは行えないという事が露呈してしまった感があります。誰もが判っている事ですが、国政とはやはり、必ずしも国民の事「だけ」を考えて行われているものではないという事なのでしょう。組織論ありきの考え方をとるなら、それはまったく自然な話です。感情論では到底、納得できかねますけれど。